ということで、100万円ちょいの20年落ちの中古車ですが、思い切って購入しました。
すでに書いたように、その車屋さんの思い入れたっぷりの説明文を読んだこと、またそこの主人のブログで、そのボクスターに乗って、お店の常連さんたちとドライブに行った、と観光地で撮られた写真が載っていたため、普通に走る個体であると判断して、思い切って現物を見ないで買ってしまいました。
月曜の朝に中古車屋さんに連絡し、そこからその週の水曜日までオンラインバンキングからの送金で支払いを済ませ、同時に郵送してもらっていた名義変更の委任状と印鑑証明を送り返しました。
翌週の週明けには近隣の市町村の行政書士の方から連絡をもらい、これから手続きを進めると連絡をもらいました。
その週の木曜には車庫証明について、近隣の警察の方がうちの車庫の状況について確認に来てくれました。
午後は中学生の息子がいたのですが、「警察の人から、お父さんに車庫の確認したよ、と伝えてと言われた」と伝えてくれました。
手続きとその流れについては、すでにテンプレート化されているようで、その九州の車屋さんからのメールにもしっかりと書かれていました。
それでも、金曜にあらためて近隣の行政書士の方から連絡をもらった旨を電話で車屋さんに伝えると、「すでにボディの小傷とか革シートの傷みは直してありますが、これから最後の調整をしてから出荷します。九州からなんで1〜2週間見ておいてください」と言われました。
よろしくお願いします、とのことで、近々出荷してもらうことになりました。
予想より早く来たボクスター
なんて会話を車屋さんとしてからちょうど1週間経った翌週の金曜の午後、会社でランチを終え、あー睡魔が、と思いつつ午後の仕事をやっていると、東京03から始まる、見知らぬ局番から私の携帯電話に連絡が来ました。
クルマ関係と思い、オフィスの物陰に移動して電話に出ると「●●陸送サービスですが、ポルシェ・ボクスターの件で、ご連絡さしあげました。よろしければ明日の朝10時にお伺いします」とのことでした。
ところが、明日は早朝野球に行くと約束してしまいました。こうなると、草野球よりポルシェの方が大事なんですが・・・。
とりあえず午前中は不在の旨を伝えると、午後2時に来ていただくように再調整してもらいました。
さて昼過ぎに野球から帰ってきて、セブンイレブンで買った弁当を食い終わってしばらくすると、1時40分くらいだったでしょうか、私の携帯が鳴りました。
「●●陸送サービスですが、もう近くまで参ったのですが、程なくお届けに上がっても大丈夫でしょうか」とのこと。
ええお願いします、と言い、表に出て待っていると、1分くらいで、シルバーのポルシェ・ボクスターがうちの前の道に入ってきました。
自分より少し年長でしょうか、少し太めの初老の男性が運転席にいました。
元の車をうちの駐車スペースの奥に入れてあるので、そこに鼻先を突っ込んでもらいました。
ところが、左に寄せすぎて、ドアがフェンスギリギリになってしまい、陸送サービスの運転手さんは出られなくなってしまいました。
ちょっと面白かったですが、あとは自分がやります、と言い、半分路上に出たところで降りてもらいました。
鍵を受け取り、前後左右の傷を確認しましたが、特に目立つ傷や汚れはありませんでした。
むしろ、20年落ちと思えないほど、綺麗な車体です。
陸送サービスの書類を受け取り、受け取りのサインをして、これで納車完了です。

はるか熊本から1,200kmの旅を
書類には熊本県の八代港から商船三井の船で竹芝(東京港)まで来たことが書かれていました。
最初はトラックに載せられて陸路で1,100kmの道程を来るのかと思いましたが、人が乗って久留米市郊外のその店から熊本県の八代港に運び、そこから貨物船で東京の竹芝桟橋へ。そこから先ほど別れた陸送サービス会社の運転手さんの手で東京都世田谷区まで運ばれてきたことが分かりました。
福岡県から来た車には、久留米ナンバーが付けられていました。
うちは駅から少し離れているので、運転手さんに駅まで送りましょうか?と申し出たのですが、次は二子玉川に引き取りに行くので近隣のバスの時間も確認済みですから大丈夫です、と歩いて去って行かれました。
早く車に乗りたかったので、こちらも敢えて深追いもせず、お礼を言って別れました。
いよいよ運転席に乗り込みました。

微妙に煙の臭いがします。
今の運転手さんが喫煙者か、それとも前のオーナーに喫煙者がいたのかもしれません。
クラッチを踏み込み、エンジンを掛けます。
ぎゅおーんと、やや逞しい音でエンジンが掛かりました。
レーシングカーのような爆音ではないですが、少しスポーティなサウンドのエンジンです。
とりあえず車をいったん車庫から出して方向転換し、バックでうちの駐車スペースに入れました。
ところが、車を恐る恐るバックさせている時、道路とうちの敷地の段差のところで、ぷすん、と哀れボクスターはエンストしてしまいました。
気のせいかクラッチのミートの位置も結構手前で、すぐにはクラッチの感覚にも慣れませんでした。
また走行距離7万kmを超えているので、本来ならそろそろクラッチ交換が必要なのかもしれません。
何とかうちの敷地内にボクスターを入れましたが、元の車とはずいぶんと距離を置いて停車させていました。
まあ慣れるまではこんなものでしょうか。慎重に行こうと思います。

車検証は後から
とりあえず車屋の主人に電話して、無事に受け取れたこと、見た目は綺麗で状態もいいことに礼を言いました。
主人によると、たいてい陸送中に足元とか汚れてしまうのですが、ご容赦ください、とのことでした。
確かに運転駅の足元には少し泥が乾いた跡が残っていました。
ところでキーは1つ受け取ったのみだが、スペアキーはないのか訊くと1個しかないとのこと。
まあ中古車なんでやむを得ないですが、いずれスペアキーを作る必要がありそうです。
また車検証とか整備手帳を訊くと、車検証は数日中に行政書士の方が手続きを終えたら、東京での新しいナンバープレートと共に持ってきてくれること、また整備記録はなかったとのことでした。
古い車なんで、適切にメンテナンスをするためには整備記録は残しておいた方がいいと思います。
これから、自分で記録を残しておこうとは思いました。
ちなみに今回、そのお店でフロントのブレーキパッドの交換、ブレーキフルードの交換、エンジンオイルの交換、バッテリーの交換などをしているとのことでしたが、WAKO’sのオイルを入れたので次は75,000kmで入れるよう書かれたステッカーが貼られていました。
さて、これで憧れていたポルシェ生活の始まりです。
20年落ち、売値100万円ちょっとのボクスターで、どこまで楽しませてもらえるでしょうか、楽しみです。


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