【ボクスター986】勝手に鳴るホーンは古い986でよくあるらしい

コスト

ある夏の暑い日。近隣のショッピングセンターに向かって走っていました。

赤信号で停まり、青になったので走り出すと、ファオーンとクラクションを鳴らされました。

後ろは運送屋さんのような軽自動車のバンで、軽自動車にしては大きな音だと思いました。

何か気に触るようなことをしたかなあ、煽られるほどゆっくり走ってもいないし、と考えました。

その後、ショッピングセンターに着き、螺旋上の通路で上層階の駐車場に向かうと、またファオーンとクラクションが鳴りました。通路の前後にクルマはいません。

何とマナーの悪い運転をしていたのは、うちのボクスターだったのです。カーブのたびに鳴り、停止から走り出すと鳴り、幸い前後に人がいなかったからよかったものの、人がいたら交通トラブルになるところでした(汗)。

勝手に鳴るホーンは古い986ではよくあるトラブル

とりあえず運転席足元にあるヒューズボックスを開け、B3のヒューズを取り外してホーンの配線を外し、音が出ないようにしつつ、安全運転で家に帰りました。

ネットで調べると、古い986ボクスターはステアリングホイールのカバーの後ろにエアバッグ、その後ろにリテイリングフレームと呼ばれるエアバッグを支える金属部品があり、そのフレームの4つの隅それぞれにゴムのブッシュ(厚みのある輪っか)があり、その弾力でホーンスイッチを支えているとのこと。

けっこう安っぽい構造ですが、初期の986は他にもコスト削減のためか、こういうパーツがあるようです(涙)。

この4隅のブッシュが劣化してくると、エアバッグを支え切れなくなり、わずかなショックでホーンのスイッチが入ってしまい、加速やらブレーキ、カーブ等で勝手にホーンが鳴るというわけです。

ということで、「ポルシェ小僧」さんというポルシェ専門パーツショップでリテイリングフレームを通販でゲットしました。PayPalのクレジットカード機能が使え、即日注文できました。車台番号を知らせると、部品が適合するかも見てくれるので、安心して買い物ができます。

2日ほどで部品も届きました。送料無料で1万3千円程度でした。こんな小さな金属版がこの値段とは、、、なかなか辛いところです。

新品リテイリングフレーム

まずは自分でやってみようとしたが・・・

さて、ネットやらYouTubeを見ると、ホーンが鳴り止まないので自分で直した、という記事がいくつもあります。

このくらい自分で直せるよな、と思い、やってみることにしました。

まず、フロントのボンネットを開け、バッテリーのマイナス側のケーブルを外します。これは車載コンピュータのセンサーがあちこちにつながっていて、ステアリングのところのエアバッグを外すと、エアバッグ異常のLEDが消えなくなってしまうからだそうです。

走行には影響ないのでしょうが、何となく落ち着かないし、LEDを消すには専門店で車載コンピュータをリセットする必要があり、けっこう高く付くというので、そこはきちんと守りました。

バッテリーのマイナス側を外す

ケーブルは六角ネジで止められているので、モンキースパナで六角ネジを緩め、いったんバッテリーを外します。ポルシェといえども、ボクスター以降は走るコンピュータともいえる現代のクルマなので、これで完全に動かなくなります。

ステアリングの裏にある2本のトルクネジをT30のトルクドライバーで外すと外れる、というので、手持ちのT30トルクドライバーでやってみましたが、何だかどこにネジがあるのか分かりません。

いろいろ角度を変えてやってみますが、自動車修理の工具ではないので、そもそもステアリングに少し当たってやりづらいし、ネジの頭を潰してもいけないので、いったん止めておきました。

トルクドライバーの番号が違うのかと思い、海外のYouTube映像なども見てみましたが、やはり「ティーサーティーで外す」と言っていました。うーん、どこがまずいのか分からず、お手上げです。

後日もう一度チャレンジしてみましたが、 どうにもネジの位置が分かりませんでした。自動車整備用の工具を買おうかと思いましたが、ここは大人しく近所の懇意にしている修理工場に頼むことにしました。

古いリテイリングフレームはかなり劣化していた

ということで、工場の比較的空いている時間帯に連絡をもらい、ボクスターを走らせました。

よくベンツやBMW、フォルクスワーゲンが工場にあるのは見ますが、ポルシェはあまりイジったことがないとのことでしたが、手順や構造をお伝えして、やってもらうことにしました。

1時間半くらいで社長から携帯に連絡が来て、直ったとのこと。急いで工場に行くと(徒歩2分弱)、工場の前に出してある我がボクスター986に社長が乗っていました。社長がハンドルの真ん中を押すと、「ファオーン」と鳴りました。しっかり蘇ったようです。

工賃は少しオマケしてもらって7千円。部品代と併せ、締めて2万円掛かったことになります。なかなか珍しいトラブルですが、ホーンが鳴らないのでは道路交通法違反で車検も通りませんからやむを得ません。

取り外した古いリテイリングフレームを見せてもらいました。4隅についているゴムのブッシュはすっかり劣化して半分ちぎれかけていました。1つは完全に抜けていました。こんなにボロボロでは、ホーンスイッチを支えるのは不可能でしょう。20年という年月を感じました。

劣化した古いリテイリングフレーム

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