まずは信頼できてリーズナブルな価格のショップを探す
数ヶ月前にウィンカーレバーのツメが折れて、レバーユニットを交換してもらった時に、そこの店主の方から「クラッチも相当擦り減っています。近いうちに交換した方がいいですよ」と言われ、それからしばらく近隣にいいショップがないか調べていました。
特に、FaceBookのボクスターのスレッド等で多くの先達の方から彼らの懇意にしているショップを教えてもらったりして、大変参考になりました。
いくつかのショップから概算でいいので、ということで相見積もりを取り、また自分の住む世田谷区内からアクセスの良いところ、という条件でいくつか探していました。
まあまあ近所にポルシェ・センター(PC)もあるので、資金が許せばそういう選択肢もありますが、ディーラー直系は価格が高いとか、修理でなくて、モジュールごと交換するので、かなり高く付くとか、あまりいい話を聴かないので対象から外しました。
大体、サードパーティ(OEM)品を使って一番安いところで15〜20万、純正部品で20〜25万円、やや高いところで25〜35万円程度の見積もりが出てきました。
結局、安さと近さ、また評判も悪くないということで、世田谷区の大きな繁華街の1つ、三軒茶屋駅近くにあるガレージワークスさんというショップの世話になることにしました。
<参考>http://www.thegarageworks.jp/

状態を見てもらうと・・・
メールでやり取りしましていましたが、訪問はショップが空いているタイミングならどこでも良いというので、その次の週末に、さっそくボクスターに乗って店に着きました。都内であまりスペースがないので、店の前に横付けで、ちょっと焦りました。
やがて店主の方と初お目見えし、挨拶もそこそこに、さっそく状態を見てもらいました。
店主の方は、ハンドルに巻くカバーと椅子に敷く敷物を置いて車が汚損しないようにしてその上から座り、ショップの前での道で急発進したり、バックしたりを何度か繰り返して感触を確かめていました。
何度か繰り返すとクルマから降りてきて「今のところクラッチは滑っていないです。単に繋がる位置の調整で何とかなるかもしれません。ただ変な引っ掛かりがあってエンジンが息継ぎするので、何か異常がありそうです。いずれにせよ、調整はした方がいいです」とのことでした。
すでに工場の予定は少し先まで詰まっているとのことで、3週間後に入庫する予約をして、その日はそのまま帰りました。
もしそのままクルマを預かってもらう展開であれば三軒茶屋でランチでもしようと思ったのですが、クルマ付きなので大人しく帰りました。
とはいえ、多くの利用者がいるということは、多くの顧客に信頼されているということで、良いことではありますが。
入庫
3週間が過ぎ、家を出る前に連絡を入れ、いつでも大丈夫です、という返答を確認をした上で、またショップに向かいました。近くはないのですが、同じ区内なんで少し信号待ちとかあったものの、20分少々でショップに着きました。
先日お会いした店主の方が出てきてくれたので、声を掛け、スペアキーを渡し、作業が完了したら連絡するということで、その日は預けて帰りました。
何でも店の近くに何台分か駐車場を借りていて、
その日は手ぶらだったので、少し三軒茶屋の町を散策しました。
部品違い
しばらくはボクスターに乗れない日々が続いていました。
いちおう、もう1台、小さいながらファミリーカーがあるので、それで近隣の用などは済ませていましたが、やはりあの独特の感触やミッドシップエンジンのドライブフィーリングの良さ等は、他のクルマでは味わえないものです。
預けて1週間過ぎたある日の晩に携帯電話が鳴りました。
例の店主の方からで、何と部品会社がクラッチのパーツを間違えて、986ボクスターでなく996(水冷最初の911で、ボクスター986と多くの部品を共用している)のパーツを送ってきたとのことで、ギアのサイズが合わない、もう1度送り直してもらうが、祝日を挟んでいるのでその分遅れてしまう、とのことでした。
禁断症状が出ていましたが、こればかりはやむを得ないので、数日遅れても構わない、よろしくお願いしますということで、あらためて交換を依頼しました。
また、前輪のブレーキディスクがかなり摩耗していて、すでに基準の厚みを下回っており、無理に強い力が加わるとディスクが破損する恐れもあることも説明されました。
と言うことで、併せてディスクの交換もお願いすることにしました。

純正品かOEM品か訊かれましたが、値段も2割以上安く、また品質的には純正と変わらないとのことで、OEM品で作業してもらうことにしました。
ちなみに、Yahoo!オークション等で異常に安いものもあるが、品質的にはちょっと怖いので、そう言う出所不明のサードパーティ品ではなく、あくまでPorscheの看板のないOEM品ということでパーツを選んでいる、品質は心配しないでください、との説明でした。
986復活
そこから2日が過ぎ、日曜の午後にまた店主の方から携帯に連絡をもらいました。

お待たせしました、出来ました、とのことで、さっそく身支度をして電車を乗り継ぎ、三軒茶屋まで行きました。
駅からまた徒歩7〜8分、国道246号の信号が長いので、待ち時間を入れると、もう少し掛かったかもしれません。
6時過ぎにショップに着くと、店主と若い従業員の方が別のマカンか何かのRVの修理をしていました。
店主の方は、ここを外すときは、まずここを引っ張って、、、と修理のノウハウを若い方に説明しながら作業していました。
自分も金と時間とスペースがあれば、古い空冷911とかを自分でいじってみたいという淡い夢もあるので(おそらく分解すると、元に戻せなくなったり、ネジやワッシャーがいくつも余ったりとか、悲しい結果が待っていそうですが)、こういうノウハウは大事だし、どこかできちんと継承してもらわないと悲しいよな、とは思いました。
こういうクルマに愛情を持ち、最初はいろいろ試行錯誤したと思いますが、しっかりと経験を積んだ方が適切な料金で修理をしてくれるので、自分も名車に乗れるわけですからね。
キリがいいところでこちらに気付き、ショップの反対サイドにあった986ボクスターのところに案内してくれました。脇には真っ黒に汚れ、相当擦り減ったと素人目にも分かるクラッチ板とプレート、そして前面にはこれまたくたびれたブレーキディスク2枚が並んでいました。
処分はショップの方でしてくださるとのことで、記念写真(?)だけ撮らせてもらい、事務所で精算を済ませました。
クラッチは20万円でお釣りが来るくらい(純正品を使うと、もう数万上がるようです)、ブレーキも5万円ちょっと、おそらく正規ディーラーに頼む場合の半分で済んだかと思います。(クルマの状態やロット、使う部品の相場によって値段も上下があると思いますので、あくまで参考価格とご理解ください)。
店主の方がバックで通り沿いまでクルマを出してくれて、10日ぶりに左側の運転席に乗り込みました。

見送ってくれている店主にあらためて礼を言い、軽くアクセルを踏んでエンジンの回転を1,100rpmくらいまで上げ、徐々に左足を緩めると、何と、ストロークの真ん中くらいで我が986はおもむろに進み出しました。
ちょうど後ろの信号が赤になり、車の流れが途切れたので、運転しやすくなった986を246号に滑り込ませ、2千回転の少し手前で2速→3速とシフトアップして、家路に着いたのでした。


コメント
とても参考になりました。近々986デビューするのですが、情報があまり多くなくて色々探している中でこのブログに辿り着きました。これからも愛読させて頂きます。
次のネタ、楽しみにしています!
メッセージいただき、ありがとうございます。あまり更新していないのですが、見ていただいているとは嬉しいです。頑張ってもっと頻繁に更新します。値段は安くなっているし、作りはいいので、まだまだ走れるし、やはりオープンの快感は病み付きになります。ぜひ986生活を楽しんでくださいね!!!
ご無沙汰しています。着々と、より良い車になっていっているようですね(^^)
私の方もボチボチあれこれいじったり、サーキットを走ってみたりしています。
みんカラに、そのあたりのことを記録し始めました。
もしよろしければ、リンクをポチッとしてみてやってください。
またアクセスいただき、ありがとうございました。お陰様で懸案のクラッチとブレーキディスクが交換できて、大きな課題が2つ解消できました。また近隣に相談できるショップが確保できたことも大きいです。みんカラの方も拝見しました。私も昔の富士GCとか70年代からのレースファンですが、流石に古いボクスターを酷使するのは怖いのでおとなしくしています。さとまさんの今後の活動についても、また拝見させていただきます!