ボクスター986自体は、生産前にポルシェの技術者がトヨタ自動車を見学して、製造技術についていろいろ学び、大幅に「カイゼン」した上で製造したため、当時の雑誌の故障率の少ないクルマのランキングでマツダ・デミオを抑えて、堂々の1位に輝いています。ということで、意外にタフだと思います。
一方で、コストダウンのために随所に樹脂やゴム、スポンジ等の安いパーツが使われており、また、さすがに20年以上前のクルマということもあり、あちこちに劣化が見られるのも事実です。
我が986もちょっと強めにエアコンを掛けると、奥のスポンジのカスが通風口から吹き出してきたり、先般もご報告したようにクラクションを支えるステアリングホイールの裏の金属プレートのゴムブッシュが潰れてしまい、ちょっとステアリングを動かすとクラクションが鳴ってしまい、閑静な住宅街の中で煽り運転をしてしまったりと、それなりの悲しい出来事はあります。
<参考>【ボクスター986】勝手に鳴るホーンは古い986でよくあるらしい
ウィンカーレバーの爪が折れた
さて、ある日、わりと狭い世田谷区の街中を走らせていた際、左折してすぐに右折するというクランクな道を走っていた際、左に出したウィンカーのレバーが戻らないうちに、右折のためレバーを上に上げたところ無理な力が掛かったみたいで、「パキッ」という音がして、ウィンカーの右折レバーが固定できなくなってしまいました。
またその影響からか、左折にした際もレバーの戻りの感触が何とも鈍くなってしまいました。
仕方がないので、昔のアメ車みたいに、交差点で右折するときは対向車を待ったままずっとウィンカーレバーを左手で押さえていましたが、マニュアル車でステアリングホイールとシフトノブの両方を使いたいのにこれでは不便、というか交差点の真ん中でこれは危険です。
いずれにせよ、技術力があって料金もリーズナブルな近隣のショップをいくつか開拓したいと思っていたので、あれこれ調べ、ある日、趣味の草野球で練馬区に行くときに途中の裏道で見つけた、フェラーリやポルシェが何台か停まっていたお洒落なショップがあるのを思い出し、そちらにコンタクトしてみました。
Prancing Horseさんへ
電話をすると、次の週末に対応可能とのことで、土曜の朝に自宅(世田谷区)から30分ほど北上して、杉並区まで行きました。
<参考> Prancing Horse
少し早めに行くことを伝えておいたので、すでに店主の方は待っていてくれて、クルマを見てもらいました。
鍵を渡すと店主の方は近隣を1周してきました。どこが壊れているか、他に不具合はないか、全体のバランスはどうか、とかチェックしていたようです。
残念ながらこの日は所用があり、いったん家に変える必要があったので、クルマを預けると、12〜13分歩いて、中央線の西荻窪駅まで戻りました。

パーツの交換は3時間で上がるというので、本当なら西荻窪や近隣の吉祥寺で、ランチやお茶をしながら読書でもして待っていても良かったのですが、、、
最近のクルマはどれもそうでしょうが、レバーやレバーのツメだけを交換するという訳には行かず、左にウィンカーレバー、右にワイパーレバーの付いたユニットごと交換でした。
純正で6万円ちょっと、サードパーティ部品で4万円ちょっとと、サードパーティ品の方が安いのですが、店主の方より、あきらかに純正の方が品質がいいというので、事前に純正ウィンカーユニットを取り寄せてもらってありました。
実際の修理の様子
ということで、所用を済ませ、あらためて午後中くらいに取りに行くと、パーツはもう交換されていました。
店主の方にお礼を言い、少し話をしました。店内には、昔のロータス・エランやディノ246GT、また古い空冷911もありました。
どれも好きなクルマばかりで大変興奮しました。特に空冷911は、どう見ても40年前のクルマとは思えないほど、きれいにメンテナンスされていました。
実際にどのように修理したのかは、今回修理をお願いしたプランシング・ホースさんのWebサイトの整備記録に掲載されているので、そちらをご覧いただくと、より詳しく分かるかと思います。
<参考> 986ボクスターウインカーレバー交換


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